レバレッジメモ+書評: レバレッジ・リーディング 〜誰でもできる投資読書による成長法〜
東洋経済新報社刊、本田直之著、『レバレッジ・リーディング』を読みました。
本書で掲げられているレバレッジ・リーディングをレバレッジ・リーディングしてみました。セルフコンパイルみたいなものですね(笑)
この本が言いたいことは、「書評やトレンドで良書を買って自分の目的にあった部分のみを拾い読みし(レバレッジ・リーディング)、大事なところに線を引いてそれをPCに打ち込んで印刷して(レバレッジメモ作成)、それを常に持ち歩き空き時間に読み、実生活に本の知識を使う」ことです。 たくさんの本を買い、本を汚し、さっさと捨てるというかなり富豪的な投資読書です。 可処分所得が少ない人は、図書館で本を借りて付箋を線代わりにするのが現実的でしょう。 本を買うか買わないかよりも、 本で学んだエッセンスを実生活で生かす のほうが65536倍大切なので、無理に買う必要があるとも思えませんが。
本を買う以外は誰でも無理なくできる方法なので、自分が成長したいと思ったら一読してみることをおすすめします。
レバレッジ・リーディング vs 速習法
僕にとって本書の目的は、今すぐにできる効率のよい読書方法を知ることです。 園善博氏による速読術と記憶術を併用して本の内容を記憶する読書(速習法)はとても敷居が高いので、そこに至るまでのつなぎを考えていました。 で、最終的に速習法もマスターできたらいいなと。
しかし、レバレッジ・リーディングにはいい意味で裏切られました。 速習法においても本の復習は絶対必要であり、復習の効率化がレバレッジメモを身に付けて読むことだと本書を読んでいてわかりました。 レバレッジメモと速習法は直交するノウハウなので両方やればいいというのが自分の出した結論です。 レバレッジメモを常に持ち歩くことで、潜在意識に刷り込まれて、最終的には要点が記憶できます。
この本を選んだ目的
僕はEmacs Lisp本を書くという大きな目標があります。 しかし、現行のやり方では執筆に時間がかかりすぎ、非効率だと思っています。 効率化のためには、勉強のやり方、情報収集のやりかた、文章の書き方、ひいては目標設定や生き方など、「アルゴリズム」を再考する必要があります。 実際ここ1年で全く自分が成長できていないことを感じました。 自分OSのアップグレードの必要性を感じました。
そこで本書を読んで 多読家宣言 をしました。 本をたくさん読むことで効率的なやりかたや生き方を学ぶことが大事だと今になって痛感しました。 本をたくさん読んで自分の資産にするためには、多読術を習得する必要があります。 だからこそレバレッジ・リーディングです。
それでは、読書記録の際には毎回レバレッジメモを垂れ流します。 レバレッジメモはあくまで自分用のメモなので誤字脱字が多いです。 あくまで垂れ流しという位置付けなので御了承ください。
まだ読書量が少なく、得ることだらけだったため、レバレッジメモは巨大です。
レバレッジメモ
ビジネス書の多読とは何か?
100倍のリターンををもたらす究極の読書術
引用
- ゲーテ「常に時間はたっぷりある、うまく使いさえすれば。」
- エイブラハム・リンカーン「誰かが素晴しい成功を収めたということは、他の人にも同じことができるという証明である。」
まとめ
- 読書を投資活動としてとらえる
- 1500円の本一冊から得た知識は、将来100倍になって返ってくる
- 「本を読む時間がない」はただの言い訳。本当は「本を読まないから時間がない」
- 本には他人の数十年分の経験や知恵が詰まっている
- 読書をしない一流のビジネスパーソンは存在しない
- 多読は誰にでもでき、特別な道具や訓練もいらない
- 読めば読むほど累積効果で「パーソナルキャピタル」の「含み資産」が増える
- 情報の取捨選択能力がつき、主体的な思考力が身に付く
メモ
- 読書を単なる読書ではなく、経済的行為、つまり投資活動 としてとらえて いる。
- 1500円の本から得た知識は、100倍のレバレッジが効いて15万円の利益を産む。
- 本を読んで得た知識をビジネスに生かすのが絶対条件。
- 「問題解決のヒントを探す」というはっきりとした目的意識があったので、余計なところを読まずに済み、ポイントを拾うのが速くなった。
- 「人間は書物を通じて、人の一生を数時間で疑似体験できる。だから、本を読め。生涯、勉強し続けなさい。」
- 汗水たらし、血のにじむような努力をした他の人の数十年分の試行錯誤の奇跡が、ほんの数時間で理解できるよう、本の中には情報が整理されている
- 他人の経験や知恵が詰まった本というのは、とんでおなく安価で、割安なもの
- 「レバレッジ」を意識しているかどうかの差
- レバレッジをかければ、少ない労力で、大きな結果を出すことができる
- ビジネスにおいてレバレッジをかけるには、本を読んで、そこに書かれているノウハウを自分流に応用し、実践で活用する
- 誰か成功した人のやりかたを学んで、そこに自分なりの応用を加えるのが成功への近道
- 試行錯誤に時間や労力を使うのではなく、結果を出すために時間や労力を使うことができるようになるから
- 同じ業界や似たような仕事で成功した人がいるなら、その人の経験や知恵から学ぶのが一番手っ取り早い。
- 経験を学ぶには、本を読む
- その成功経験の中から使えそうなノウハウを抽出して自分なりの工夫を加えて当て嵌めて実行していけば、試行錯誤に時間を費やすことなくはやく成功にたどりつける確率が高くなる。
- 自分の「やる気」に他人の知恵や経験というレバレッジをかけてやれば、何十倍や何百倍もの結果を出すことができる
- できるだけたくさんの本を読むこと
- 多くの人の成功のプロセスを吸収すること
- これにより累積効果が出て、「パーソナルキャピタル(自分資産)」の言わば「含み資産(企業などが保有する資産の時価が帳簿価格を上回っている場合、その差額。)」がどんどん増えていき、条件反射的に実践で必ず活用できるようになる
- ビジネスパーソンにとって本を読むことは、スポーツ選手にとっての練習
- レバレッジ・リーディングは戦略的で能動的な行為
- 読書がただの情報収集やお勉強ではなく、100倍のリターンをもたらす投資活動になるかどうかは、まず、いかに今までの読書に対する常識を捨てられるかにかかっている
- 制限時間を設ける
- 読後に、エッセンスを抽出できるような工夫をして、実践へと移していく
- 単にはやく読みおっても、あまり意味はない
- 重要なポイントをおさえ、本を読んだ後で「その内容をどう生かすか」の方が大事
- インプットするだけでは、ただの自己満足。いかにアウトプットするかが勝負。
- レバレッジ・リーディングは誰にでもできる、簡単な読書法。マスターするのに特別な技術は一切不要。
- 「大成する人というのは、その時点の収入額にかかわず、人生全体を視野に入れたうえで、人生での総収入を増やすためのお金の使い方をしている」
- 「どんな投資よりも確実な投資は自己投資である」
- 将来大きなリターンが欲しいなら、自分に投資しておくべき
- 本は読んだその日から役立つ
- 本は自腹を切って購入することで、リターンを得ようと真剣に読むようになる
- 読書だと思うと嫌になるが、一冊読むごとに15万円儲かると思えばやる気になるはず
- ビジネスの競争に勝つには、常に新しい考え方や情報を取り入れる必要がある
- インターネットの情報は、信頼性という点で注意が必要。
- しっかりした出版社の本は誰でも出せるわけではなく、売れる内容かどうか、書き手は確かな人物なのかを厳しく精査され、誤字脱字から内容の真偽についてまで、編集者や校閲者が細部にわたるまでチェックし、さらに文章を読みやすく直してある。
- ある物事について深い知識を得ようと思ったら、書籍に勝る情報源はない
- 一流の経営者は無名の時代から本を読んできたからこそ成功できたのであり、現在も読書を続けることで、一流であり続ける。
- 本を読めば読むほど、時間が生まれる。本を読まないから、時間がない。
- なるべくこまめに自分の中の「常識」を更新していかないと、世間の動きについていけない
- 意識して自分に新しい刺激を与え続けないと、自分のやり方に固執したり、視野が狹くなったりする
- 特に年齢を重ね、ある程度成功体験を積むと、ますます自分のやり方にしがみつき、新しいものを受け入れない傾向が強くなる。人間はその時点で成長が止まってしまう。
- 一人の人間の言うことだけに意味を傾けて丸ごと信じてしまわないためにも、多読する。そして考えの偏りを防ぐ。この著者の意見がすべてだと思い込まないようにする。
- 最後の答えは自分で出す
- 著者は多読を始めてから、実際のビジネスでもうまくいく確率や無駄足を踏まずにすむ確率はものすごく高くなっている
- 他の人が何年もかけてつかんだ経験やノウハウにレバレッジをかけることで、さらに大きなリターンを得ることができる。
本探しは投資物件選び
ビジネス書の効率的なスクリーニング術
引用
- チャーリー・ジョーンズ「あなたは5年後も今と変わらないが、付き合う人や読む本なら変えられる」
- ロバート・キヨサキ『金持ち父さんの若くして豊かに引退する方法』「人生に一番害のある言葉は「明日」だ。この言葉を一番多く使うのは、貧乏な人、成功しない人、不幸な人、不健康な人だ。彼等はよく「明日からダイエットとエクササイズを始める」、「明日から本を読む」などと言う。私は明日を一度も見たことがない。私にあるのは今日だけだ。今日は勝者のための言葉で、明日は敗者のための言葉だ。」
まとめ
- 本は探す段階からこそ重要である
- 目的に沿って読む本を選ぶ
- 自分にとってやさしくて値段の安い本のほうが、すぐに役立つことが多い
- 学者や研究者が書いたような「教養型」の本より、著者が自分の経験から得たノウハウを述べた「経験型」の本を選ぶ
- テーマが決まっているときは、「カテゴリー集中法」でその本を片っ端から読め
- 本選びには、クチコミ、メルマガ、書評記事、新聞広告、書評サービスなどを徹底的に利用する
- ネット書店とリアル書店の特徴を知って、使い分ける
- ネット書店は目的買いに便利、リアル書店は新刊を見付けるのに便利
メモ
- レバレッジ・リーディングは、本の読み方からではなく、探す段階から始まる
- まずは目標をはっきりと決める。そして、その目標を達成するためには何をするべきかについて、目標から逆算して考える
- 問題に直面したときというのは、自分が克服すべき課題が明るみに出たとき
- だいたい誰もが同じようなことを経験してきているもの
- 何冊か読んでいるうちに必ずヒントが見つかる
- 本から得た知識を実際に試してみることで、結果がでる
- 2000円台の本よりも1000円台の本を選ぶと読みやすい本にあたりやすい
- 即戦力になるのは、自分にとってやさしい本、読みやすい本。
- ビジネスに役立つのは、理論よりも、実践のノウハウ
- 教養型の本よりも経験型の本を選ぶ
- 他人の成功経験にレバレッジをかけるのが目的だから
- テーマで選ぶ :: 将来の目標から逆算して現在の自分に必要な課題を割出し、それに沿った内容の本をえらぶ
- トレンドで選ぶ :: 世の中の流れをつかんだり、予測したりする
- 直感で選ぶ :: 本能のおもむくままに選ぶ
- 「カテゴリー集中法」はあるテーマについて知りたいと思ったら、そのジャンルの本を、手に入る限り全部、徹底的に読むこと
- どの本にも同じようなことが書いてあれば、それは誰もが認める重要なポイントで、原理原則。
- たくさんの本を読めば、その中から自分の考えや方向性にあったやり方を見つけられる可能性が高くなる
- 多読は複数の意見を同時に参考できる
- 本選びは他人の意見もどんどん参考にすることもレバレッジ。
- 信頼できる書評を利用する
- 人に「最近何か良い本を読んだ?」と尋ねる
- 本を贈ると、ずっと使えるノウハウのプレゼントになる
- 本を贈るときはAmazonで「ギフトオプション」を使うのもいい
- 同じ本を読むと共通認識を持つことができる
- 聴く読書
- 本の買い方は仕入に該当する
- ネット書店とリアル書店を使い分けるのが最も効率的
- 書店ごとのおすすめがわかるような、店頭での並べ方やポップといったプレゼンテーション、品揃えなど、それぞれのお店の特徴や意図がある
- 多読では「こはよさそうだな」と思ったら、即買い
- ネット書店は検索が楽なので「目的買い」にぴったり
- すでに欲しい本が決まっている場合、アマゾンで注文するのが一番時間の節約になる
- アマゾンでは「この商品を買った人はこんな商品も買っています」を参考にする
- アマゾンのカスタマーレビューをみる
- アマゾンのカテゴリーベスト3を無条件に買う
- 売れている本には、やはりそれだけの理由がある
- アマゾンのなか見!検索をつかってテーマで選ぶ
- なか見!検索で「こんな本が出ているのか」という思い掛けない発見がある
- 面白そうな本をもっている人がいたら「ちょっと裏表紙見せて」と言って、バーコードをスキャンさせてもらうようにすると、タイトルなどをメモせずに携帯電話から本を買うことができる
- リアル書店では大手書店に限る
- 平積みされているのを眺めるだけでトレンドをつかむことができるし、おもしろそうな本を素早く見付けられる
- 実際に手に取って本を選ぶことができる
- 著者がどんあ人なのか、ソデや奥付をみてチェックする
- 古い本では意味がないときには、奥付の初版年月日をチェックする
- カネに糸目はつけずに買いまくる
- 帯の文句が面白そうだったらすぐ買う
- 店員や出版社の人が買いたポップなどがついてたらすぐに買う
1日1冊、ビジネス書を戦略的に読破する
訓練不要であなたの読み方が劇的に変わる
引用
- ブライアン・トレーシー『フォーカル・ポイント』「習慣はすべて後天的なものであり、幸いにも悪しき習慣は取り除くことができる。つまり、十分な時間と労力をかけて学ぶことを厭わなければ、誰でもどんな習慣でもみにつけることができるのである。」
- スティーブン・R・コヴィー『7つの習慣 最優先事項』「「刈り取る」(生産する)ことに熱中しすぎて、「刃を研ぐ」(生産能力を高める)ことを忘れている人があまりにも多い。」
まとめ
- 本を読む前に、「この本から何を学ぶか」とはっきりさせておく。そうすれば重要なポイントがよく目に入るし、余計なところを読まずにすむ。
- 一日の生活のリズムに読書を組み込む。
- 読書時間は意識的にとらないと、いつまでもとれない
- 読む前に「何時間以内で読む」と決める
- 「まえがき」「目次」「あとがき」などに目を通し、あらかじめ本の概略をつかむ
- 本のストックは切らさない。ダメ本は、さっさと読むのをやめる
- ポイントに線を引き、ページの角を折る。読みながら考えたことは、どんどん書き込む。
- 読むスピードは一定ではなく、緩急をつける
- 読みながら自分に起きかえてシミュレーションする
メモ
- その本を読む目的を明確にする
- どうでもいいところは捨てることができるので、読むスピードは速くなる。
- そのうえで目的を意識しながら読むと、内容をよく吸収できる
- 読み始める前にこの本から何を得たいかをイメージしておけば、たとえ飛ばし読みをしていても、大事なとこに差しかかったとき、何か引掛る感じがする
- カラーバス効果とは、「今日一日で、赤い色のおのを何個見付けられるかな」と思って家に出ると、赤いものがたくさん眼に飛び込んでくること
- カラーバス効果をうまく使うと、素早くページをめくっても、目的の箇所で目がとまる
- 成功した経営者の本ならば「自分が今すぐにマネできる点をできるだけ多くみつける」
- 話し方の本なら「実際の会話で使いたくなるようなフレーズに線をひく」
- 本を読みやすい、不思議と集中できる場所が、誰にでも必ずある
- 毎日何時から何時までというように事前に時間を決めると、習慣になり、継続しやすい
- 朝一番の読書がいい
- 寝る前に仕事に関係のある本を読むと、眠れなくなることもある
- 良いビジネス書には、人を勇気づけ、やる気にさせる力がある
- 朝一番にやる気を出せば、その日一日、「攻め」の姿勢で仕事ができる
- 朝の読書は日々のモチベーションや仕事のリズムを作るペースメーカの役割を果たす
- 本あどこにだって読めるもの
- 本を読むときは集中しないとけないと考えるから、読書がおっくうになる
- すでに生活の一部分となっている習慣と、読書とを組み合わせる
- 時間が無限にあると思うと、余計なところまでも読んでしあい、とうてい数をこなせない
- 1時間で読める本
- まったく新しい分野の本や厚い本では2時間くらい
- 本の16%が理解できればよい
- 「読み捨てた部分に重要なことが書いてあったら?」は仕方がないと割切る
- 本の内容すべてが実践で役立つことは決してない
- 100項目のうち重要な1項目だけを抜き出して、それを実践するほうがリターンが得られる
- レバレッジ・リーディングは投資活動なので、自分の課題や目的・目標にとって必要な情報が得られれば、それで十分
- 完璧主義を捨てること
- ビジネス書はいかに実践に役立てるかがすべて
- たいした内容がない本に時間をかけるのは無駄
- 原理原則を書いたような良書は自分のレベルやステージに応じて何回も読むことがあるが例外的
- 重要な部分に線を引いてそこだけを後で読み返して実践するほうが身に付く
- 本全体を俯瞰するためにざっと眺める
- 著者についてチェックすることで、本の内容がある程度想像できる
- ソデ、奥付→帯→カバー表ソデ→前書き→目次→後書きを読めば大枠のイメージが見えてくる
- 章ごとのまとめはエッセンスが集約されている
- ポイントを太字にしている本はそこに注目
- 「この本はハズレ」だと思ったら捨てる。損切り?
- レバレッジ・リーディングは読書ではなくて投資
- 本はどんどん読んで、ダメな本はどんどん捨てる
- 気分がのらないときや今の課題にマッチしていないときはインターバルをおくといい
- 読みながら重要なポイントに線を引き、印をつけ、ページの角を折ることで、「単なる本」から「収益を上がる資産」にする
- とても重要だと思ったところは★をつける
- 角を折ることで、後からすぐにページをひらける
- 人によって線をひく場所は異なる。
- 本を読んでひらめいたアイデアや、著者の主張に対する自分の考えは、余白や白紙ページにどんどん書き込む
- 読む前に「この本から自分が得られるものはこういうものなんだな」とイメージする。
- 自分の身に置き換えて読むとアイデアがどんどん出てくる
- 後日メモの形で整理するのでアイデアが本の中に埋もれることはない
- 本はどんどん汚して自分が読んだ足跡を残す。そうしないと大事だと思ったところが活字に埋もれる
- 足跡こそがその人の資産になる
- すべてのページを完全に読まなくてもよい
- レバレッジ・リーディングでは目的を明確にしているので斜め読み、いやヨコ読みをしていく
- 段落の最初の行を少しペースを落して読んで、重要なポイントがあるかどうかを感じた上で、3〜5行をいっぺんに固めて読み、何かひっかかったところでスピードを落とし、じっくり読む
- 読むスピードに緩急をつける
- 重要なポイントのみを拾っていくのが目的
- タイトル、太字、囲み、まとめの部分はゆっくり読む
- 「自分の知りたかったことは、まさにこれだ」と思ったら立ち止まって考えを深める
- 「時間家計簿」をつける
- 「人生で成功しようと思ったら、目標を明確にして、紙に書いて貼れ」
読書の流れ
- 本を読む目的を明確化 :: 読むところと読まないところの見当をつける
- 制限時間を設ける :: 本の内容次第だが、平均は1〜2時間程度
- 全体を俯瞰する :: 「まえがき」「目次」「あとがき」などをチェックし、本の全体像を頭に入れる
- 読書開始 ::
- 緩急をつけて読む :: 重要なところは熟読、他は斜め読み
- ポイントを押さえる :: 線や印、書き込み、ドッグイヤーなどのマーキング
読んだままで終わらせるな
反復と実践によって100倍のリターンを獲得せよ
引用
- 安田佳生『千円札は拾うな。』「今は、人と違う結果を出すためにはどうすればいいのかについて、新しいやり方を考え、実行することが「勤勉」であり、最も短い時間で成果を出すための工夫をすることが「努力」である。」
- ナポレオン・ヒル「待ってはいけない。「絶好の」ときなどない。今いる場所からスタートし、自分の使える道具を使おう。そうすれば、やがてもっと良い道具が見つかるだろう」
まとめ
- 読書後のフォローは絶対必要。
- 線を引いたところを抜粋した「レバレッジメモ」を作る
- メモは常に持ち歩き、空き時間に何度も読む
- メモはPCで作ってプリントアウトするだけ
- メモはテーマ別、データ別、引用文に分類すると使いやすい
- 基本的に一度読んだ本は、よほどの良書でない限り、もう読み返さない
- メモの内容を実践で活用し、条件反射的に行動できるようにする
メモ
- 本を読んだことではやくも満足してしまう落とし穴がある
- 読書後のフォローが絶対に必要
- 読んだ1年後に内容を覚えている可能性はゼロに近い
- なぜ忘れるのか
- ポイントをメモしなかったから。わかったつもりになってもダメ。
- 実行しなかったから。本で読んだことは実際に体験したことよりも印象が弱い。
- メモすることで記録に残し、実践に使ってみましょう。メモの内容を自分の中に刷り込んでいき、習慣化することで正しいやり方を身に付けたり、あるいは、実践のプロセスで、メモしたことがそのままで使えるか使えないかもわかるでしょう。そうした反復をしながら、自分の現実に合うようにアレンジすればよいのです。そして、その洗練されたノウハウが自分のものになり、結果が伴うようになるのです。
- 「どれだけエッセンスを自分のものにできたか」「どれくらいそれを現実のビジネスに生かせたか」で評価する
- 重要箇所を探すために最初からもう一度読み返すのは、重要でない部分を読みながらになってしまうので、大変な時間の無駄になる
- 読書をシステム化する
- 本の内容を暗記する必要はない
- 線を引いた部分をPCに打ち込んで、メモを作る
- メモはさまざまな本の中で自分にとって重要なポイントを集めた「究極の本」
- それを常に持ち歩き、ちょっとした隙間時間にパラパラめくって眺めることで頭の中に焼き付けていく
- レバレッジメモ
- PCに入力して、プリントアウトするだけ。
- それをいつも身に付けて、折に触れて読み返す。
- 現在の自分に合ったところのみを読むことにする。
- ボロボロになったらまたプリントアウトする
- 最終的に持ち運びに便利な形になればいい
- ヘッダにファイル名と印刷日時などを入れると後で整理するときに役立つ
- 本を読んでひらめいたアイデアや実践結果などの本に対する書き込みもPCに入れる
- 1週間に一度くらい、メモの入力作業をする
- 角を折ったページを開き、線を引いた箇所を打ち込んでいく。
- 線を引いた箇所は自分の言葉で打つほうがはやいこともある
- 誰の言葉とか何という本に載っていたかなど、出典はいちいちつけない
- 凝縮されたエッセンスさえあれば事足りる
- 入力しながら、これはいらないなと思った部分は入力しない→取捨選択
- 後日まとめて入力することで客観的な目を持てる
- 最初のうちは読んだ本1冊につきメモ1つ
- メモがたまったらテーマごとに分類する
- テーマは自分の持っているカテゴリーでわけているので図書館の分類とは違う
- 分類することに時間や手間をかけすぎない
- 大事なのは、持ち歩きに便利な「紙」という形にして、常に内容を意識すること
- カテゴリ「データ」は自分のビジネスに必要な数字とめぐりあったときに、メモをする
- カテゴリ「引用文」は、とても感銘を受けた言葉と出会ったときに、誰の言葉なのかを明記して入力する
- いつも持ち歩いて繰り返し読むと、その内容があんだん自分になじんでくる
- 意見を求められたときや判断を迫られたとき、本から学んだことが反射的にでてくるようになる。そうなってはじめて本当に自分の血肉になったと言える。
- メモの量が増えていくと、隙間時間には全部読めなくなってくる。その場合、自分にあった部分だけでも、カテゴリーの中から1つだけでも選び出して実践に移せるように心掛ける。
- 実践の中から修正・応用して自分にフィットするものを作り出していく行為の積み重ねは自分資産を増やす。メモという情報の含み資産を顕在化させる。
- たくさんの本を読んで、その中から重要なところだけを何度も読み返す。それだけで他人の経験や知恵を自分のものにできるのですから、こんなに格安な自己投資はありません。
- 研修のときはメモから抜き出して他人に説明する。
- 教えることで自分も改めて身に付く
- 「知識労働者は自らが教えるときに最もよく学ぶという事実がある」
- メモをつくってしまえば、本そのものは出涸らしのお茶の葉のようなもの。読み返してももうほとんど何もでてこない。
- 本を読んだら新しい本を読んだりメモを読み返したほうが効率がよい
- 名著の中の名著は数年後に読み返すと、また違った発見がある
- なぜなら、それは自分が成長したから。人間はそのときどきで、抱えている課題や目的が変わるからです。レベルアップしたからこそ、線を引くところが変わる。
- 二度読む本は5%程度に過ぎない
- メモを作るメリットは本そのものを保存しておかなくてもすむこと
- 本は捨てるもの
- レバレッジ・リーディングでは、ポイントを絞り込んだ後、その本のエッセンスを繰り返し何度も読むことに重点を置く
- 本を読み終わってからも、まだまだ読書は続く
- エッセンスを実行してみて「これはうまくいった」「これはちょっと自分には合わない」「ここをこうすればいい」などと自分なりの解釈を加えていく。
- そうやってエッセンスを脳に刻み込み、実際に使ってみることで、本代の100倍の価値が生まれる
- 超整理法:面白い本やためになった本は本棚の上のほうに置いておき、つまらなかった本、得るところのすくなかった本は下のほうに置いておく。本棚に入りきれなかったら、一番下の本から捨てていく。
- 整理専用の本棚を持つのも投資の1つであり、整理が面倒ではなくなる
- 本のページがどれだけ追ってあるかでランキングをつける
- 「知識に経験が加わってはじめて、物事は『できる』ようになるのです。それまでは単に『知っている』に過ぎない。情報社会となり、知識偏重の時代となって、『知っていればできる』と思うような人も増えてきたようですが、それは大きな間違いです。『できる』と『知っている』との間には、深くて大きな溝がある。それを埋めてくれるのが、現場での経験なのです」
- 「習慣になるまでいやになるほど反復しなければならない」
- 本を読んだだけで実行しなければそれで終わり
- 何度もメモを読み返し、ビジネスの現場で本から学んだことを条件反射的に自然に実行できるようになれば、自分でも驚くような、すごい結果が待っているはずです。
- 現状の課題や自分の目標にあったものを集中的にチェックし、学んだことを人に話したり教えたりするのも「自分に身に付けて実行する」ことです。
- たくさんの冊数を読むよりも、たくさん実行するほうが大事。
読書方法
試験勉強の手法を読書に合うよう応用する