レバレッジメモ: 病気にならない生き方

サンマーク出版刊、新谷弘実著『病気にならない生き方』を読みました。

僕のtwitter を覗いている人はわかりますが、僕はアトピー性皮膚炎を患っています。 しかし、あらゆる皮膚科に通っても全く治りません。 そもそも薬に頼った対処療法に問題があると考え、自然治癒による治療法を探していました。 そこで出会った本が本書です。 本書を読むことで、いかに自分の生活がエンザイムを消費しているのかがわかりました。 ひとつひとつ直していくことで、克服に向けて進んでいます。

本書で出てくる「エンザイム」というのは、「酵素」のことです。 新谷先生は、ミラクル・エンザイム説を唱えています。 ミラクル・エンザイムというのは、いわば燃料みたいなものだと解釈しました。 ガソリンがなくては車が走らないように、エンザイムなくては人間は生きられません。

続編も読みました。

レバレッジメモ

常識を信じていると危ない
40年間、私が死亡診断書を書かなかった理由

じつは医師がどれほどがんばっても、治療だけでは本当の意味で患者さんを健康にすることはできません。 手術や投薬よりも、日々の生活を改善することのほうが、根本的にはより重要なのです。 これからは自分の健康に自分で責任を持たなければならない時代。

元気な100歳になる方法

未病の人が多い。 未病はSOS信号で、軽くみていると大きな病気に進行してしまう可能性がある。 健康でいられるか否かは、その人の食事・生活習慣しだい。

流行の健康法にはウソがいっぱい

お茶をたくさん飲む習慣がある人の胃相は悪い

お茶は無農薬栽培の茶葉を使い、比較的胃粘膜に負担がかからないように空腹時を避け、食後に飲む。 そして1日2〜3廃程度にとどめるようにする。

1つの場所でよい働きをする成分が含まれているからといって、それが体全体にとってもよいとは限りません。

肉を食べてもスタミナはつかない

マクガバン・レポート」はアメリカにて病気が増えている原因のレポート。 多くの病気の原因がこれまでの「間違った食生活」にある。 「肉こそが活力の源」という考えは、アメリカ栄養学の影響。

理想の食事は元禄以前の日本食。 精白しない穀類を主食に、季節の野菜、海藻類、小さな魚介類少々。

肉を食べなければ筋肉が育たないというのは、真赤な嘘。

肉をたべなければ体が大きくならないのもウソ。

成長を速める動物食は、老化をはやめる食事。

胃相と腸相が教えてくれること

健康状態があらわれる。

腸相が悪いこと軽視しがち。

肉食は食物繊維がなく、脂肪やコレステロールを大量に含んでいる。 食物繊維がないから、便の量が極端に少なくなり、腸に負担がかかる。 宿便・停滞便がたまる。

アメリカ人の腸と日本人の腸は何が違うか
日本人の胃ガン発生率はアメリカ人の10倍

アメリカ人は胃薬のかわりに消化酵素のサプリをのむ。

胃薬を飲めば飲むほど胃は悪くなる

胸焼けをふせぐには、暴飲暴食、たばこ、アルコール、コーヒーなどを控える。 夕食は寝る4〜5時間前には終え、寝るときには胃をからっぽにする

薬はすべて基本的に「毒」である

漢方薬も毒。 酒、たばこをとらず、、農薬や添加物の入らない食事を続けると、少しでも薬が入ると体は敏感に反応する。

効果がはやく表れる薬ほど毒性も強い。

本当のことは体に聞かないとわからない
  • あらゆる病気は、食事、水、嗜好品、薬、運動、ストレス、生活環境などが複雑に影響しあった結果病気になる。
  • 食べ物と水が健康を左右する
健康のカギは「エンザイム」の量だった
  • よい胃相、腸相の人たちに共通しているのは、エンザイムをたくさん含むフレッシュな食物をたくさんとっていた
  • 胃相、腸相の悪い人はみなエンザイムを消耗する生活習慣
  • エドワード・ハウエル博士は潜在酵素
  • 体内にあるエンザイムの量がその生命体の命運を握っている
すべては「ミラクル・エンザイム」で説明できる
抗ガン剤ではガンが治らないのはなぜ?
  • 抗ガン剤はミラクル・エンザイムにとって最悪
  • ガンにおかされた部分を切除し、生活習慣を改善し、精神面でのフォローをするのが新谷流のガン治療
  • 抗ガン剤は活性酸素をだす
  • 活性酸素解毒のためにエンザイムがつかわれる
  • 薬で病気を根本的になおすことはできない
  • 薬ははげしい痛みや出血など、どうしてもすぐに食い止めなければいけない症状をおさえるためのもの
  • 病気は原因を取り除き、生活習慣を改善してなおす
  • よくかむことで唾液が分泌してエンザイムが働く
  • 牛乳は消化に最悪
  • カゼインは消化にわるい
食の常識を信じていると命が危ない
牛乳を飲みすぎると骨粗鬆症になる
  • 牛乳ではなく、小エビ、小魚、海藻類でミネラルを補給せよ
「ヨーグルト神話」に疑問を感じるこれだけの理由
  • ヨーグルトは腸相を悪くする
  • 健康法は自分の体でたしかめる
  • きちんと健康法を選び、実践し、そのうえで、定期的に胃相、腸相を信頼できる医師に診てもらうようにして、客観的な結果を確認する
  • 内視鏡検査で胃腸、腸相がわかる
太く長く生きるための食べ方
あなたはあなたが何を食べているかで決まる

食歴。

新谷食事健康法でガンが再発しない理由
とにかくエンザイムの多い食べ物を食べなさい

自分の唾を手の平にあして、犬になめさせると犬となかよくなれる。 ペットフードはエンザイムがないのでペットが病気になる。

錆びたおのを食べていると、体も錆びる

SODは40歳を過ぎると急激に減少してしまう。

マーガリンほど体に悪い油はない

マーガリンには体に悪いトランス脂肪酸がたくさん含んでいる。

ショートニングも悪い。 クッキー、スナック、フライドポテトに大量に使われている。

日本人の体には油ものは適さない

油で調理したものは酸化が非常にはやい。

必須脂肪酸の上手な摂取法とは?

鰯や鯖などの青魚にはDHAEPAがたくさん含まれている。

油は空気にふれたらすぐに酸化する。

市販の牛乳は「錆びた脂」ともいえる

市販の牛乳は牛乳に含まれるよい成分がすべて失われてしまっている。

牛の乳は本来、子牛のための飲み物である
人間より体温の高い動物の肉は血を汚す
「赤身の魚」は新鮮なうちに食べるのがコツ

最近の鮪には水銀が多く含まれている。 土壌汚染、海洋汚染が健康に直結している。

植物性85%、動物性15%が理想の食事

穀物、雑穀類、、豆類、野菜、茸類、果物、海藻にも蛋白質が多い。

白米は死んだ食べ物である

お米も酸化する。

人間の歯の数はなぜ32本なのか?
「よくかむ」「腹八分目」が健康に良い理由

消化・吸収されなかったものは腸内で腐敗や異常発酵が起きる。 そして、毒素が生まれ、解毒に大量のエンザイムが消費される。

よくかんだほうがダイエットによい。

よくかむことで寄生虫を殺すことができる。

消化に消費されるエンザイムが減ると、解毒や体の修復、エネルギーの供給などに使えるエンザイムの量が増える。

小食ならば食べたものがほとんどきれいに消化・吸収されるので、未消化のものが毒素を発生させなくなる。 そして、解毒につかわれるエンザイムも節約できる。

よい食物をバランスよく、よく噛んでたべる。

肉食動物はなぜ草食動物を食べるのか?
まずいものを食べていては健康になれない

よい食物かどうかの見分け方は、エンザイムの有無と酸化の有無。

  • 植物食と動物食は85:15〜90:10
  • 穀物(雑穀、豆類も)50%、野菜と果物35〜40%、動物食10〜15%
  • 穀物は精製されていないもの
  • 動物食はできるだけ魚で
  • 食物はどれも精製していないフレッシュなものを、なるべく自然な形のままでとる
  • 牛乳・乳製品はできるだけとらない(乳糖不耐性やアレルギー体質の人、嫌いな人はいっさいとらないようにする)
  • マーガリンや揚げ物は避ける
  • よくかんで小食

おいしいという喜びになるなら、分厚いステーキやチーズやお酒も、たまになら食べてもよい

この習慣が健康な体をつくる
病気の大半は遺伝よりも習慣に原因がある

太っている人は社長になれない=自分の健康管理すらできない人に会社の経営管理はできない

子供が親と同じ病気を発症しやすいのは、遺伝子として病気の原因を受け継いだからではなく、病気の原因となった生活習慣を受け継いだ結果。

自分がいまどのような習慣をもっているのか、それはよい習慣なのか悪い習慣なのか、きちんと見極めてから次世代に手渡す責任がある。

習慣は遺伝子を書き換える

人間の体質というのは、親からの「遺伝」としてもって生まれたものと、同いころからの「生活習慣」によって培われるものの2つによって決まる。

よい習慣を継承していくことで、遺伝子をも書き換えていくことができる。

習慣は「努力と意志の力」で変えることができる。

「酒」と「たばこ」は最悪の生活習慣である

酒とたばこが最悪なものといえる最大の理由は、習慣性が強く、毎日飲まず(吸わず)にはいられなくなることが多いから。

睡眠時無呼吸症候群はこの習慣で治る

気道が閉塞することによって起きる「閉塞型睡眠時無呼吸症候群」(最も多い)は寝る4〜5時間前から胃に何もいれないことで治る。

寝る前にものを食べるという習慣が、睡眠時無呼吸症候群と肥満の原因を同時につくっている。

寝酒も危険。

夜おなかがすいたら、果物を少し食べるといい。

食事の1時間前に水を飲みなさい

最低1500〜2000ccは飲む。

  • 朝、起き抜けに500〜750cc
  • 昼食の1時間前に500cc
  • 夕食の1時間前に500cc

病気のときに発熱するのは、体温を上げることでエンザイムの活性化を図るという意味がある。

水はミラクル・エンザイムのよきパートナー

水分は「水」でとる。

還元力の強い水こそ「よい水」の条件

アルカリイオン浄水器マイナスイオン浄水器をとおした水はよい水。 還元作用のある浄水器をつかう。

やせたい人は「よい水」をたくさんとろう

つめたすぎる水は、体を一気に冷やしてしまうので、下痢や体調不良のもととなってしまう。

健康な人の平熱は36.5度前後。

エンザイムを補えば、食べすぎはなくなる

余分な体重を落としたければ、まずエンザイムの多く含まれる食物を食べる

便通がよくなる画期的な方法

便秘は悪い腸相をもたらすので、少しでもはやく改善する必要がある。

エンザイムを含む食物とともに、食物繊維の豊富な食物をとるよう心がけ、よい水をたくさん飲み、おなかを腸の流れに沿ってマッサージしたり、腹筋を鍛え、腸を刺激したりする。 それでも便通が整わないなら「コーヒーエネマ」。 浣腸をすると「癖」になって腸が動かなくなる心配はないと臨床データが示している。

ラクル・エンザイムの消耗を防ぐ生活習慣とは?

規則正しい生活をする。 過労死の実体は、ミラクル・エンザイムの消耗死。

<>ミラクル・エンザイムを消耗しない生活<>朝

起床6時、手足を軽く振って、ベッドから起き、窓をあけて朝の新鮮な空気を深呼吸。 もう一度ベッドに戻り、仰向けの大成で、手を左右交互に上げる、足を交互に上げる、両手を上げる、両足を上げるような軽い運動をする。 ストレッチ柔軟体操をする。 十分に血がめぐったところでベッドから起き、空手の突きを左右100回ずつ、ラジオ体操を5分。

500〜750ccの20度くらいの水をゆっくり飲む。 20分後、果物を食べる。 30〜40分後に朝食。 朝食は玄米に5〜7種類の雑穀をまぜたもの、温野菜、納豆、海苔、わかめ一握り。

<>昼

11時をすぎると500ccほどの水をのむ。 30分後に果物があれば食べる。 果物は食前30分くらいがよい。 サラダから食べると消化がよい。 温野菜は2分くらいさっとゆでるか蒸したものにする。あまり厚いお湯でぐらぐら似てしまうとエンザイムが失われてしまう。 昼食は玄米と雑考を主食とする弁当。

食後20〜30分程度の昼寝をする。

<>夕

4時半に500ccの水。 30分後にフルーツ。 5時半ごろに夕食。 フルーツは食べたいだけ食べていい。 朝食とメニューはあまりかわらない。 口のなかに何もはいってない状態でしゃべると、誤嚥を防ぎ、空気を食事といっしょにのみこまないようにする意味がある。 食後にはハーブティー、蕎麦茶、麦茶などをのんでもよい。 蕎麦茶や麦茶は密封保存をする。

6時半に夕食を終えてからは、食べ物も水も口にしない。

こまめに5分の仮眠をとる

ラクな姿勢で休む。

運動の「しすぎ」は百害あって一利なし

運動をすればするほど、体内にフリーラジカルが発生する。 理想的なのは、毎日、自分のペースで3〜4kmほど歩くこと。 暇さえあれば、目をつぶって深呼吸をする。

チャップリンが73歳で子供をつくれたワケ
生理がなくなってからが、本当のハッピーセックス

何事もそうですが、早くギブアップしたほうが負け。 あきらめると肉体の老化は早く表れる。

「命のシナリオ」に耳を傾ける
命には寿命をまっとうできる仕組みがある

現代医学は「治療」からスタートしているのが間違い。 病気から始まる医学ではなく、健康な状態から体をとらえ、どのようにしたら健康を維持できるのかということを考えていかなければ「本当の医学」というのは成り立っていかない。

この世をすべて包んでいる自然の摂理に反することをすると人間は病気になる。

臓器別医学は医者をタメにする

臓器別医療は「木を診て森を見ない医療」。 自分の専門があったとしても、それ以外の臓器のことも、その患者の健康状態をトータルに診ることができるのが本当の医師。

「今夜の焼肉」より「10年後の健康」を選べ!

これからの医学に必要なのは、予防医学。 正しい予防医学を確率するためには、正しい食の知識が必要。

人間が生きていけるのは微生物のおかげ

腸内細菌にエンザイムを作ってもらっている。 悪玉菌も必要だから体内に常在している。

善玉菌が増えやすい腸内環境を整える
人間の体と土地は切っても切れない関係
農薬を使った作物に生命エネルギーはない

人間から見たら「不要」なものでも、自然界にとっては「必要」なものもある。 害虫であれ、無視が作物にとまることによって増える栄養素がある。

自然の中で育った野菜は見栄えがよくないが、その分、エネルギーを備えている。

農薬使った食品よりも遺伝子組み換え作物のほうがマシだ。

「愛」は免疫力を活性化させる

モチベーションがあれば、病を克服できる。

健康になるには、人を愛するという気持ちが絶対に必要。

人は、本当に幸せを感じていると、免疫機能が活性化する。

本当の幸せを感じていると「幸福の実感→副交感神経優位→ストレスの軽減→腸内バランスがよくなる→副交感神経優位→視床下部伝達→幸福の実感」という幸せのサイクルがまわりはじめる。

人を愛することで幸せを感じた人の事故治癒力が活性化する陰には、こうした幸せのサイクルによって大量に生まれるミラクル・エンザイムの働きがある。

すべては「命のシナリオ」に書き込まれている

毎日精神的ストレスがある人が、忙しいからと、体によくない食事を続けていたら、体のバランスは加速度的に悪くなる。 精神的要因、肉体的要因、環境的要因、それらがくみあわさって「悪いサイクル」が生まれたときに病気になっていく。

憎しみや妬みといったマイナス感情も多くのフリーラジカルを発生させる。