Emacs23のmulti-ttyを試すもtty版の背景色が邪魔な件

Emacs23の目玉機能にmulti-ttyがある。
「emacs --daemon」でEmacsデーモンを起動しておくか、 (server-start) でサーバを立ち上げておくことで、起動中のEmacsにアクセスできるようになる。emacsclientコマンドを使う。
emacsclientコマンドは前からあったが、multi-ttyは別の端末に既存Emacsを呼び出すようにする機能だ。名前の通り、複数個の端末にひとつのEmacsインスタンスを共有することができるし、GUIのEmacsと端末のEmacsを共存することもできる。
multi-ttyのおかげで、GNU Screen上にEmacsを飼って、用途別に複数のscreen窓を割り当てることもできる。だけど、普段Xで作業している人にとってはあまりおいしくないのかも!？

しかし、重大な問題があって、Xで背景色を設定していると、端末にも背景色がついてしまう。Xでdarkgreenを背景色にしていると（(set-background-color "darkgreen")にしている）、端末だとまぶしいばかりの緑の背景色がついてしまう。端末だと背景色は無効（というか、端末の背景色）にしてほしいのだが、調べても設定が全然わからない。困ったものだ。

[2009/09/12]追記

id:hchbawさん、コメントありがとうございます。

server-visit-hookはgnuservが上書きしているので代わりにafter-make-frame-functionsで指定しています。*1

;; (find-w3 "http://www.dansanderson.com/blog/2008/01/newbie-emacs-tip-last-april.html")
(defun my-set-display-for-windowed-frames (frame)
  "Set display parameters for the current frame the way I like them."
  (select-frame frame)
  (cond ((window-system frame)
         (set-background-color "darkgreen")
         (set-foreground-color "gray85")
         (set-cursor-color "gray90"))
        (t ; tty
         (set-face-background 'default "unspecified-bg" (selected-frame)))))
(add-hook 'after-make-frame-functions 'my-set-display-for-windowed-frames)
(my-set-display-for-windowed-frames (selected-frame))

しかし、何か操作をするとまた背景色がついてしまいます。かといってpost-command-hookに入れるのもづかと思いますし…

*1:gnuclientとemacsclientのevalに微妙な差異があって移行できてない。