Emacs23へ移行した

Emacs23が7月末にリリースされたのだが、しばらく様子見をしていていた。
俺は新しいもの好きではあるけど、EmacsヘビーユーザとしてEmacs Lispパッケージの互換性問題があるからすぐに移行するのはためらっていた。Emacs Lispの非互換な仕様変更のせいで既存Emacs Lispが動かないという事態が発生するし、実際いくつか動かないパッケージがあった。

このエントリはEmacs22→Emacs23の移行において気付いたことを要約してある。エントリができた時点でリンクにする。

まず、一番びっくりしたのが、ぱうフォントだとバックスラッシュとチルダが表示されないことだった!表示上スペースに化けてしまう。これは真っ先に解決しておかないと使いものにならない。→Emacs23でバックスラッシュとチルダが表示できない問題を回避した - http://rubikitch.com/に移転しました

Emacsユーザ初期のころから愛用しているwindows.elも不具合があったので直した。→パッチを送って取り込まれた

M-x (install-elisp "http://www.gentei.org/~yuuji/software/revive.el")
M-x (install-elisp "http://www.gentei.org/~yuuji/software/windows.el")


rcircも変数名が変わっていたので修正。→Emacs23のrcircの設定(非互換注意) - http://rubikitch.com/に移転しました

special-display-functionの関数も引数が2個受け取るように変更された。

描画がいささか遅くなった印象がある。とくにcomint-modeやshell-mode。fontifyのせいかな。

emacs --daemonやmulti ttyはいろいろとおもしろいことができそうだ。emacsclient -tでtty frameを出すことができるが、一瞬で出る。0.5秒もかからない。emacsclient -cでXのフレームを出せるが1秒近くかかる。