餅は餅屋

editorinjection - 接続法第三式

w3m を使っていると, textarea などに対して sensible-editor として nano が呼び出される. nano 自体はあまり好みではないのだけど,この仕組みは非常に優れていると思う.

そう。俺はgnuclientを指定しているが、w3mEmacsの力が加わったような感覚でいい感じに融合しているように感じる。
Emacsの「すべて」の機能がtextarea編集に使えるのはとてつもなく強力だ。

w3mを愛用してはや10年。これから10年後、ハードディスクが100TB、メモリが64GBになっても俺はw3mを使っているはずだ。長年使っていて手になじんでいるのだ。

最終的に何らかの文字情報を入力することが目的であれば,それは JavaScript で場当たり的に機能を補完したりとかいった方法ではなく,ユーザが使い慣れているテキストエディタに丸投げ するという方法で解決されるべきだ.餅は餅屋.そうすれば,サービスごとの仕様差に発狂したり*1, Ajax とか名前がかっこよくなっただけで本質的に何も変わっていない JavaScript の実 行速度ばかりに特化したチューンナップがもたらした細々した謎仕様に辟易したり*2,怒りにまかせてブログにだらだらと長文の文句を書き殴ったあげく誤って戻るボタンを押して憤死したり *3することは無くなる.

まあ冗談はともかく,これは改善されないといつまでたってもブラウザ主体の生活にはなり得ない…というのはこだわり過ぎかなあ. Firefox だけで生きている人は見たことがないけど, Emacs だけで生きている人はいるんだよね. Emacs をただのテキストエディタと呼ぶのは詐欺過ぎるし,これは同列に比較してはいけないのだけど.

「餅は餅屋」に大賛成。なんというかサイトごとに入力機能を強化してるのは車輪の再発明みたいで好きじゃない。というか、そこまでいくともはや「ブラウザ(閲覧するもの)」の範疇を超えている。
俺はEmacs上でいろいろと入力環境を強化しているが、ブラウザ(Firefox)だけで操作するとなると、それらが使えなくなるのがとてつもなくつらい。初期状態でもkill-ringとかdabbrevとかがあるよね。ブラウザに入力するときにはいつもEmacsを呼んでいる‥いってみればEmacsを『超強化されたIME』としても使っている。一見不便そうだけど、素早く切り替えができて快適に入力できるのであれば、それでいいじゃないか。