ダウンロード違法化が既定路線に

私的録音録画小委員会:「ダウンロード違法化」不可避に - ITmedia NEWS

多忙で潜伏中なのだが、あまりに腹にすえかねたので。

どうやら文化庁は反対意見を無視してダウンロード違法化を事実上決定づけてしまったようだ。「ユーザーの意見も考えた」とか言ってるが、そんなの所詮建前だろ。

津田大介「最初から結論決まってるんだったらこの2年間のムダな時間を返して欲しいと本気で思う。どれ だけこれに時間とコスト払わされたんだっていう。 」

津田さんのぼやきもよくわかる。俺も時間をかけて必死にパブリックコメント書いたんだけどな。実質無視されるかっこうに。ただの時間の無駄だったのか。
著作権の暴走のせいで日本では新たなアイデアも出せなくなる、そんなことが現実味を帯びてきた。
権利者団体がユーザー=潜在的犯罪者という認識でいる以上、俺は不買運動を始めることを決心した。体質が改まるまで俺は着うたもCDもDVDも次世代DVDも買わない。買ってくれるお客に対する感謝の気持ちもない業界など、とっとと潰れてしまえばええ。んなもんなくてもアマチュアでいい曲出している人いるし、俺はとくに困らない。

ダウンロード違法化がやりすぎだというのは少しでもインターネットをかじった人には常識。小学生でもわかるよ、そんなこと。日本のインターネットはますます住みにくくなる。

いまだ合法マークとか児戯に等しいこと言ってるのがこれまた呆れた。海外サイトは無理だろ、どう考えたって。

俺も本を出している以上著作者だ。だが、俺は自分の本が図書館や学校に置いてあるからといって経済的損失を訴えたりしないし、自分の本を買ってくれる人に心から感謝している。海外では図書館を廃止しろとか吐く馬鹿がおるみたいだけど、いろいろな参考文献に当たらないといい本を書くことはできないのだ。
将来的な文化の損失を考えず、客への感謝の気持ちもない、自分の金のことしか考えられない利権ゴロどもはとっとと氏ねばええ、ほんと。

あ、言っておくが俺は違法ダウンロード行為を容認するつもりはない。だが、インターネットだと知らず知らずのうちに違法ダウンロードしてしまったってことは考えられるし、そんなの送信可能化権で取り締まれば十分だろ。違法コンテンツがなくなれば一般人を犯罪者に陥れるこんな糞法案が議論に登ることもあるまい。
過度の取り締まりに使う労力があるんだったら、より良いものを作れよ。より良いものを作れる環境を構築しろよ。消費者の目は肥えてるから、作ったから売れる、そんな時代じゃないんだからさ。

中学生、授業中にマンガ読む→先生の注意もスルーしてマンガ→先生、怒りのビンタ→書類送検にしてもそうだ。へんな圧力のせいで「正しい」ことが正しくなくなって、住みにくい社会になっていくわけだ。