「青少年にとって有害」ってなんだろうね

悪名高き(青少年)有害サイト規制法の例示する「有害」とは

  • 犯罪や自殺を誘引する情報
  • 著しく性欲を興奮させる情報
  • 著しく残虐な内容の情報

ってあるけどさぁ、世の中有害な情報ってほかにもあるよね。

ゴールデンタイムにやってるクイズ番組で小学生の算数の問題も解けない芸能人が出てくることがあるけど、これって教育上著しく有害だと思うんだが〜?
これを見た少年少女が「へー、勉強なんかできなくっても生きてけるんだぁ」なんて思いかねない。ある意味事実ではあるのだが、学生たるもの勉強が仕事である以上、ああいう番組は有害に他ならない。「オトナって馬鹿なんだね」と思われてナメてかかる悪ガキも出てくるだろうし。それに社会人の「品格」にもかかわるよ。

バラエティ番組の罰ゲームだって、いじめのネタにされかねないじゃん。悪ガキは余計なところで賢いから。

大食いタレントの大食いシーン。あれは食べ物の無駄使いそのものだし、真似しだす子供が出てくる。健康に悪い。満足に食べることもままならない人だっているのに、あんなの放映されちゃはらわたが煮え繰り返る。「食べ物を粗末にする奴は生かしちゃおかねえ」とコウケツ様もおっしゃってる。

あと、前書いたが自殺の報道の仕方もあかんな。手段まで報道しちゃ、「自殺を誘引する情報」にもろ該当する。

残虐な内容って本当に悪なのか?

「残虐な内容」って本当に有害なのかな?現実世界は残虐なものなんだが、現実を知るという意味では逆に教育的じゃないか?まあ、内容によっちゃ小学生じゃきついだろうから、中高生あたりからなら。残虐なものに耐性をつけておかないと、今の世の中じゃ生きていけない。
たとえば、保健所じゃ罪のない犬猫が毎年ウン十万匹以上も虐殺されている現実を知れば、生き物を大切にする心が芽生えてくるだろう。
戦争の詳細は残虐そのものだが、歴史を知る意味では大切なこと。小学校の図書室に「はだしのゲン」が置いてあったけど、あえてああいう描写をすることで戦争の残虐さを俺の心に刻ませた。当時トラウマだったが、いい勉強になった。
毛皮のコートを1着作るのに何十匹もの動物が生きたまま毛皮を剥ぎ取られている現実がある。毛皮のコートを羽織って「どう、かわいいでしょ?」とかほざくスイーツ(笑)を見ると、「その一着を作るのにどんだけの動物が苦しんでいるのか知ってるのか!?」と突っかかりたくなるのは俺だけか?
自然界の食物連鎖だって、目を背けたくなるほどの残虐なものがある。捕食者が獲物をとらえるシーンは残酷だが、人間は大自然に生きている以上目を背けてはいけない。

どうあれ、有害サイト規制法というトンデモ法案が可決してしまったから、国家の検閲が入ってくるんだろなあ…