Rubyリファレンスマニュアル刷新計画(るりま)をanything.elで検索して生産性を向上する

最近Rubyリファレンスマニュアル刷新計画(るりま)を更新してなかったので状況が変わっていた。今ではsvnリポジトリを使ってドキュメントが作成されている。ドキュメントのデータを除いてみたら拡張RDで書かれている。Ruby リファレンスマニュアルを Emacs で参照・ anything.el との連携(改訂版) - http://rubikitch.com/に移転しましたではReFe2を呼んでいたが、直接RDを読み込んだほうが効率的なのでここに新しい方法を示す。こんな感じになる。

http://www.rubyist.net/~rubikitch/archive/anything-rurima.png

準備

まずは、るりまのリポジトリをチェックアウトする。 ~/compile/rurima以下に展開するものとする。

$ cd ~/compile; mkdir rurima; cd rurima
$ svn co http://jp.rubyist.net/svn/rurema/doctree/trunk rubydoc

次に、ドキュメントのインデックスを作成する。 http://www.rubyist.net/~rubikitch/archive/ar-index.rb からスクリプトをダウンロードする。Ruby 1.9を入れていない人はインストールしよう。~/compile/rurima/rubydoc/rurima.eというファイルが作成される。

$ ruby1.9 ar-index.rb ~/compile/rurima/rubydoc rurima.e

ここからはEmacs側の準備になる。anything.elをインストールしてない人はauto-install.elでEmacsLispパッケージを自動インストール→anything.el関連を一括インストール - http://rubikitch.com/に移転しましたを参照してインストールしよう。anythingそのものの設定は不要だ。

M-x install-elisp-from-emacswiki anything-rurima.el を実行して anything-rurima.el をインストールする。そして、.emacsに以下の設定を加える。

(require 'anything-rurima)
(setq anything-rurima-index-file "~/compile/rurima/rubydoc/rurima.e")

使い方

M-x anything-rurima でプロンプトが出てくるのでマニュアルを検索する。
M-x anything-rurima-at-point でカーソル位置の単語をるりまで検索することができる。これはメソッド名をタイプして引数を忘れたときに有用だ。

C-zで別窓でマニュアルを表示するので、マニュアルをチラっと見た後C-gでキャンセルしよう。

追記

すみません、うっかりしてました。EmacsWikiを修正しておきました。